地方暮らしと医療

地方の中核総合病院

旅の人が田舎へのUターンを決めたことの一つに医療があります。

家族に持病があるため、その通院や何かの時のために両親などの協力を得やすい実家のある地方に戻ることにしました。

もちろんこれが決め手ではありませんが、選考理由の一つに挙げていたのは間違いないです。

以前に住んでいた、神奈川県横須賀市では、中核となる総合病院が6~7カ所ありはしましたが、かかりつけ医からの紹介の上予約していっても、6時間も待たされたりと慢性的に患者が多く、寝たきりやそれに類する患者の入院待ちもかなり多く、とても充実しているというものではなかった感じです。また横須賀の土地柄的に、病院の駐車場も少なく通院も大変で、色々不都合がありました。

 

地方医療の中核となる総合病院では初診にはかかりつけ医の紹介状が必要で、紹介状がなく行くと特別料金(選定療養費)がかかる病院のことです。

 

移住を決めた富山県富山市の場合、中核総合病院の数は横須賀市とほぼ同じですが、入院病床もそれなりにあり総合的な病院ではあるのに特別料金のかからない中規模の総合病院の数が充実していたことも決めての一つでした。

横須賀市にはこの手の病院は非常に少なく、将来的にも大変かもしれないと思いましたね。

 

横須賀市と富山市の人口規模はほぼ同じです。

 

横須賀よりも横浜や川崎などの神奈川のもっと大都会では大学病院や私立の総合病院もあるでしょうけどやはり患者の数と待ち時間は飽和状態と聞きます。

 

田舎暮らしと問題点

地方の総合病院以外

上記で少し書きましたが、富山市には選定療養費のかかる中核の総合総合病院の数はほぼ横須賀市と同じですが、選定療養費のかからない総合病院や病床とそれなりの手術施設や病床を備えた外科や整形外科、循環器科やリハビリテーション科の単科もしくは内科とその組み合わせの病院の数が横須賀よりも多いのです。

 

また、それらの病院は地域に根差し、通院バスなどもあったりと結構通いやすかったりして、非常に使いやすいです。

 

風邪などの症状には当然近所のクリニックに通い、腰を痛めた、ちょっと腰を痛めたり、内臓が…とかになると総合病院まで行かずに、住居のエリア内にある外科や整形、循環器のそれなりの専門病院に行く。そこでダメなら中核病院と豊富な選択肢がありますが、横須賀ではクリニック⇒総合病院の流れしか選択肢がありませんでした。

 

②地方暮らしと町内会・自治会

 

地方の医療レベルは!?

高度に進んだ情報社会の現代では、都会の病院と地方の病院にはそんなに医療レベルの差があるとは思えません。もちろん数万人に一人というレベルの稀な病気では、都会の先進大学病院の付属病院でしか出来ないものももあるかもしれません。

 

地方の中核総合病院で不足する者はほぼないと言っても良いでしょう。

 

ただ医者の世界では、やはり優秀な人や、上を目指す人は都会に拘るというような話も聞きますが、心配するほどの事ではないでしょうね。

テレビでゴッドハンドの○○医師などとテレビを見ますが、そんなゴッドハンドのいる病院なんてそもそもテレビで見ないとわからないですからね。患者に選びようがそもそもないんですよね。

ただ人材の面で心配なのは、地方の人口減少による看護師などの人手不足による、病院の稼働率の低下が今後心配になる所ではないでしょうか。

 

地方移住と地方の病院事情

地方のいい所はやはり人が少ない所でしょう。そして土地があるから病院も車で通いやすい。都会では車で行くのは大変だからタクシーで行くなんてのもあるでしょうけど、地方は皆車でいけます。お年寄りはマイクロバスで送迎もある病院もあります。

 

正直医療事情に関しては、地方に分があると思います。

地方移住を考えている方は、今は健康でもいつ何時どうなるかわかりませんから、地方の医療事情考慮に入れておくといいかもしれませんね!!

 

地方暮らしの実情今昔

 

おすすめ