地方暮らしの実情今昔

地元の夏祭り

先日、地元の商工会の祭りを見に行ってきました。

6月末に商工会に入ったため、今年は協賛などでお金を出してはいませんし、特に協力要請もなかったので、とりあえず仕事の合間に見に行ってきました。

この祭りは、この地区に先祖代々古くからあったわけではなく、代表がたぶん高校生の時(20年近く前)に商工会が始めたものでしたが、今では地元の夏の風物詩になりつつあるようです。

 

しかし、思い起こしてみれば、小生が子供の頃には、地区内の神社の祭事が春と秋にあり神社の氏子の町内会は皆参加していました。

またその他に同じ校下の町内会でも、大所帯の町内会では、それぞれに納涼祭とか盆踊りとかやっている町内会もありましたが、小生の町内は小さく、子供の数も少なかったので、春と秋の神社の祭事以外には特にやっていませんでした。小規模の地蔵盆はやっていましたが…

しかし、今その実家の町内会では、地蔵盆もやっておらず、他の町内会でも独自の納涼祭や盆踊りをするには人手もまとまりもかけているためやっている所はありません…

 

多分それらをまとめたのが、今回の商工会の祭り、『和合だら祭り』なんだと思います。

 

地方暮らしの実情

地方移住に関することで、必ず話題になるのは地方の町内会の煩わしさです。

つい最近でも、福井県のとある自治体で移住者七か条なるものが物議をかもしながら敢えて修正しないとして話題沸騰でしたね。

真意はどうあれ、あれを見て、『あぁ…。やっぱり地方の村八分はまだあるのか…。』と愕然とした人も多いのではないかと思います。

 

田舎の町内会がメンドクサイ、そのイベントがメンドクサイなどの意見はありますが、現実はそのイベント自体を維持できなくなってきているので、正直、場所を間違えなければそこまでではないと思います。

 

実家の近所にも独身で何しているかわからないおじいさんがいますが、母親の話だと母親と同級生で、近くに住んでいるのに何しているかもわからないおじさんがいます。小生ものその人の顔を子供の頃から見たこともありません。だからと言って隣近所で嫌がらせをその人にするとかされるとかも見たことも聞いたこともありません。

 

小生の実家は、昭和の自治体合併の時代に富山市に併合された旧町地区ですが、今では腐っても富山市の一部ですので、たぶんそういう田舎的なものが薄れているのかもしれません。昭和の時代に同じ校下に新しい分譲地が次々できて、そっちに引っ越す人が多く、空き家も多くなり、近所との繋がりも、母親世代を最後にもう繋がりもありません。

 

また、小生は富山市の街中にほど近い校下のマンションで暮らしていますが、町会費を払ってはいますが、町内会の会合やイベントなどに参加要請などもありません。回覧板も回ってきませんし、近隣の溝掃除なども町内会自体でやっていないようです。

全体的に希薄になっているように思います。町内会などにうるさいく言われるのは子供がいる場合かもしれませんね。

 

しかし、富山にUターンする前に、横須賀市に住んでいましたが、その横須賀であるマンションに暮らしていましたが、そこのマンションはマンション数棟と数軒の戸建てで町内会を組織していたため、管理組合の会合とは別に定期で町内会の会合もありましたし、月に一度共用部の掃除、溝掃除、周辺の掃除、住民運動会、納涼祭とイベント盛りだくさん状態でした…

毎年各棟で班長や体育係、祭事、厚生、各棟連絡係などを決めており、賃貸にも関わらず、また最初に自治体加入届を出していないにも関わらず、役員決定会議に参加の上、班長が回ってきたので、冗談じゃないと思い、街中にマンションを購入し、引っ越して逃げました。役員は当然他の人へ回しました。

 

仮にも横須賀市は横浜にもほど近い、東京品川まで電車で55分の、人口45万人の中核市ですよ!?

それなのに町内会は日本海側の田舎の自治体のそれ以上でしたよ…。

けど引っ越した先の同じ横須賀の違う町内のマンションでは町会費は勝手に管理費からひかれてはいましたが、特に町内会に参加することもなかったです。回覧板もありませんでしたし、マンションの共用部の清掃、周辺の清掃などもなかったです。

今の富山のマンションと同じような感じです。ただ、あとから気づいたのですが、横須賀のそのマンションは町内名は小川町だったんですが、町内会は何故か日の出町町内会だったんです。小川町町内会も当然ありました。何故かというと、開発の影響で、大きな道路で隔てられ町内の端の部分が大きく割れてしまい、小川町の町内会と距離が離れて不便だから、近くの町内会に編入されたと思われるような事情があったのです。その為もあり日ノ出町側からもたぶん忘れられてたんでしょうね(笑)

 

同じ自治体の中でも町内会の煩わしい校下、何もない校下もわかれるので、一概に田舎だから…。とはいえないのかもしれませんね。

地方暮らしの今昔

地方の暮らしは、意外と快適ですよ。自治体格差にもよるし、自分の暮らしや生活スタイルにも寄りますが、近所付き合いはないし、実家の地区でさえもうほとんど近所付き合いは薄れ、母親世代が挨拶と世間話、ゴミを捨てるだけの関係性をかろうじて保つだけの力しかない町内会さえあります。

 

移住に適しているのは、あまりもの移住を強く勧めてくるところは、危ないかもしれませんね。自治体や自治区の文化や慣習を絶やさないために必死な感じは危ないかもですね。

 

逆に中核市でも移住促進はやってますし、中核市の街中に移住しても移住は移住ですから移住支援も受けれるし、町内のわずらわしさも薄いとなればそちらの方がよさそうかもしれませんね!!

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