地方暮らしと町内会・自治会

地方の町内会

地方移住する際には色々考えると思いますが、地方暮らしで一番心配になるのは、町内会活動とそれによる軋轢、引いては村八分ではないでしょうか。

 

地方暮らしの実情今昔

 

日本各地の自治体には移住サイトがたくさんありますが、町内会などの活動の事に関して細かく書いている所は少ないです。

で、以前話題になったのは福井県池田町の移住七か条ではないでしょうか。賛否両論色々ありましたが、田舎の現状と田舎の人の心根を正直に表したもので、田舎の現実を知れたのではないでしょうか。

しかし、移住をしたい人で勘違いしている人も多いですが、都会の自治体でも町内会がメンドクサイ所もあります。

 

以前のブログでも書きましたが、神奈川県の横須賀市ではマンション群で一つの町内会・自治会(マンション管理組合とは別です)を組んでいて、夏祭り・住民運動会、掃除などを行っていました。

 

また横須賀市の町内会には活動により様々な補助金が出ていますが、市のHP上にも載っています

それこそ町内の公園や溝掃除などの活動に関して町内会にはお金が出ています。しかしそれがどのように使われているのかは普通の町民には知ることはできません。町内会は任意の団体ですので、会計に関してもこれといったルールもないので、透明性がありません。その為、町内会長や副会長、会計などの重要役員は何年も交代もなく、各班長だけが毎年変わると言った町内会も同僚たちの話から聞いていました。班長達は町内会費を集めるのも仕事ですが、町内会全体会計に関わることが出来ません。

上記の事は何を言いたいか、おわかりですよね!?

 

神奈川県横須賀市は東京から電車で1時間の都会の部類ですよ!?

また先日、テレビで横浜市の町内会が夏祭りをやっている放送も見ました。意外と都会でもメンドクサイ自治体の町内会はあるんです。

話を田舎に戻して

田舎の自治会では、既に高齢化が限界まで来ていて、夏祭りなどの活動をコロナを期にこれ幸いに止めたところが多いです。

旅の人の実家の町内会では、戦死者か地元で昔起きた火災の犠牲者を祭っている、招魂の石碑と広場がありましたが、もう誰も世話できない・しないので和尚さんが来て永代供養!?か何かして、石碑から魂を抜く儀式をし何も祭っていない状態にして、今年とうとう更地になりました。

昔はそこで、招魂祭というちょっとした町内会の祭りをしていましたが、旅の人が社会人になった頃(25年くらい前)には既にやっていませんでした。まあ旅の人の下には子供が数人しかおらず、その子達以降子供がいないこともあったでしょうし。

 

今実家の町内会では、母親の話ですと、もうゴミ当番くらいしかやっていないようです。なり手がいないので町内会長はほぼ終身制です。ま活動実態がほぼない町内会です…。旅の人が知る限り、旅の人が物心ついてからの町内会長は2人目です。母親の話からも確定しています。

 

なので、田舎に移住したとしても町内会のめんどくささは、運しだいになるでしょうかね。

おすすめ