日本海側の冬と光熱費

地方に移住した場合の生活費

地方はFIRE後の移住者にとり楽園たり得るか!?

寒波襲来!!

先週から日本列島は大寒波に襲われ1月上旬の暖かさが嘘のように連日寒い日が続いています

また、今年の寒波での、特徴は雪の多さよりもその寒さの強さに特徴があり、いつもなら水分を多く含んだ日本海側の雪ですらサラサラのパウダースノーになっています。

普段あまり雪の降らない地方の高速道路などでは大規模な立往生も起きたりしていましたね。まあ、未だにこのご時世でスタットレスタイヤも履いていない人間がいるのですからね..

災害には備えようと言いながら、何故か雪害にはあまり備えていないようです..

 

また、寒さが強いので、降った雪が翌日には車のタイヤで圧雪されそのまま凍結しています..

 

車体の雪は冷たい車体に冷やされ、凍り付き、ドアは開かず、かなりの暖機運転が必要になります。こんな時に遠隔スタータ―があると便利なんですが、最近使っている人をあまり見ないような気もします。

寒波による光熱費

昨年Uターン移住1年目の我が家の光熱費は、オール電化ではないですが、マンションなので断熱・高気密なのでそこまで寒くないだろうと思い、オイルヒーターとエアコンで冬を過ごしました。すると

 

2022年1月の電気料金が1,331wh使用し37,615円もかかりました。

2021年12月926kwh使用し25,860円の利用料金でした。

 

移住前の横須賀市での冬では、同じオイルヒータとエアコン使用でも、東京ガス契約で

2021年1月644kwh使用20,060円でした。

2020年12月477kwh使用15,023円でした。

太平洋側と日本海側ではやはり段違いに冬が寒いことがわかります。

 

という事で、横須賀のマンションでは規約で禁止されていた、石油系ストーブは、富山の現在のマンションでは禁止されていないため今年から石油ファンヒーターを購入しました。本当ならファンヒーターではなく、停電時の対策も兼ねて乾電池で火がつく昔の灯油ストーブを買おうと思いましたが、暖の取り方は他にもあるのでファンヒーターにしました。

 

すると、その効果はてきめんに出ました。

12月分の比較

2021年12月926kwh使用し25,860円(エアコン・オイルヒーター×2台、補用で洗面室・脱衣所・トイレ用に電気ストーブ1台)

2022年12月605kwh使用し17,533円 (上記に石油ファンヒータを加えたことにより、オイルヒータ―エアコンの稼働率減少)


差額は8327円の電気代の削減に成功しましたが、その分灯油代が加算あり、約26リットル購入使用し3853円かかりました。

トータル差額は4474円の光熱費の削減でした。灯油使用量約29リットル(11月分からの持ち越しあり)でしたので、0.93ℓ/日、1ℓ=107円

灯油を日割りすると3103円なので、実質、5227円の削減になります

我が家は都市ガスですのでこれに都市ガスが掛かります。しかし都市ガスの利用料金はほぼ変わってないので計算に影響ないので入れていません。

 

1月分の比較

2022年1月1,331wh使用し37,615円(エアコン・オイルヒーター×2台、補用で洗面室・脱衣所・トイレ用に電気ストーブ1台)

2023年1月620.6kwh使用し22,832円(上記に石油ファンヒータを加えたことにより、オイルヒータとエアコンの稼働率減少)


差額14,783円の電気代の削減で、灯油代が25リットルを2回購入し5473円でした(2回目購入は1月27日でしたので実質2月分)

トータル差額は9310円の削減に成功しました!!

実質の灯油利用料換算ですと、5リットルタンクに5日に一回補給でしたので1日1リットルの使用なので、31リットル使用したとして、灯油リッター107円でしたので、31日で3,317円かかる計算ですので、

灯油代を日割りした計算ですと、11,466円の光熱費の削減に成功したことになります

 

オール電化の脆さと値段の高さ

現在、北陸電力管内ではオール電化をグイグイ勧めてきますが、正直、昨年と今回の集計結果と、災害に対する観点からしても、オール電化にすべきではないと当事務所は考えます。

 

先日、関電管内の方のツイートを見ましたが、家族4人暮らしの一軒家で電気代が7万円を超えており、悲鳴上げてました。

我が家の実家では冬の時期には家族3人暮らしなのに10万円近く電気代がかかると母親が言っていました。

オール電化での暖房器具は、蓄熱暖房という器具で、夜間の電気代が安い時に暖房機の中の蓄熱煉瓦に電気で熱を蓄え、朝からはその熱を放熱して温めるというものです。

 

しかし、日本海側では正直寒いんです。いつも実家(リフォームはしたが向かいの戸建て)に帰ると寒く感じ、室温計は20℃あるかないかくらいなので、すぐにエアコンかセラミックヒータを付け、母親に文句を言われます..(でもそれでも寒い..)

 

電気だけでは日本海側の雪国や東北・北海道など寒い地域の冬の暖房熱量は圧倒的に不足しているいえます。はっきり言います。電気系暖房器具で日本海側・北国・雪国の冬は寒いです!!

さらに値段も実際には灯油ストーブを使ったほうが安くなることも今回の結果を見ても明らかです。さらに灯油系ストーブは暖かい 段違いに暖かい!!

 

ましてや、このオール電化の状態で、今回もありましたが停電になるとその脆弱さを露呈します。確かに蓄暖で熱を蓄えていればジワリと温かさが残っているから大丈夫だと母親は言いますが、それはあくまでもその日だけのことです。

災害時の最大でも救援が来る時間まで、3日は耐え忍ぶ必要があるため、やはり不足します。

 

薪ストーブがあればたぶん最強でしょうね。炭や薪はそもそも二酸化炭素を吸収し酸素を吐き出すため、木材の燃焼はカーボンニュートラルのはずです。電気系の暖房器具は火災予防の観点からそもそも電熱器が弱く設定されています。

 

化石燃料や薪、炭を実際に燃やし炎の出る暖房器具の熱量にはかないません。日本海側の地方や北海道などに都会から移住したいな~と思っている方は、最初の冬は試練ではないでしょうかね。最初の冬で具合がわかれば翌年からはもう慣れっこですよ!!

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